sum41のライブである。しかし私は彼ら以上にオープニングのAUTOPILOT
OFF(以下APO)を見るのを楽しみにしていた。COOTER改めAPOはNYのエネルギッシュなメロディックパンクバンド。そのエネルギーは凄まじく、気分をドンドン高めてくれる最高のバンドだ。
クアトロに入ると、さすが日本でも人気のsum41のライブだけあって、人が一杯。ロッカーへ荷物を入れるのも一苦労。物販ではAPOを連れてきたBIG
MOUTH JAPANの人とその応援のために沖縄から来た芸人の人がAPOを宣伝していた。「皆さん知らないと思うけど、ライブ見終わったらすごいことになるよ」って。俺も同じ思いを抱きつつ、APOのTシャツを購入。
中に入ってしばらくすると「サム・フォーティワン!」のコールが巻き起こる。おいおいおめえらチョット待てよ。まずAPOだろ。気分悪くなっちまうだろ、少しは考えろよな。などと思いながら不安げに登場を待つ。
そしてついに登場。体中の血が沸き立つ。
一曲目はやはり「MISSING THE INNOCCENCE」。うおお、最高。
二曲目が始まり、もう我慢できなくなった。中ほどで見ていたが、最前列へ突入。あまり前のほうに人がいないだけに、モッシュも激しい。もうどうにでもなれと暴れまくる。いままでで1番暴れたかもしれない。本当に彼らの曲は心を燃え上がらせてくれる。
素晴らしいライブだった。前座とか、知名度が0に近いとか、そんなこと全然関係なかった。最高のパフォーマンスを見せてくれた。ありがとう!
ライブが終わるとめちゃくちゃ疲れた。Tシャツは汗でビチョビチョ。マジで力を使い果たしてしまった。sum41で暴れる体力はもうない。Sには笑われた。確かにバカかもしれない。しかしそれでも良かった。最高に楽しかったから。
sum41のライブでは飛び入り参加し、終了後は物販でサインまでしていた。何度も言うが、お前ら最高だよ、APO!
by やすま
sum41。彼らを音楽関係者は「子供パンク」「バカパンク」「一時の爆発力はあるが今後もこれを継続できるかが課題」等と評する。否、俺にはけなしているとしか思えない。当夜も、傍から見たらそう言われるようなステージであったのかもしれない。
だが彼らは俺を覚醒させてくれた。前座であるオートパイロットオフの演奏が終わった時点で既に汗だくで「疲れた」等とヌかすYに、「そりゃあ手段と目的が違うだろ」と冷静な目で見ていた俺であったが、その時点でまさか終了時に自分が今まさに目の前にいる友人と同様の醜態を晒す事になろうとは、誰が予想したか。
メンバーの登場。ドラムは頭に「エッチ」とかなんとか書いてあったハチマキをしていた。やはり「バカパンク」なのか。
登場と共に中途半端な位置で突っ立っていた自分は前方の人ごみの中へ、圧倒的な圧力で押し込まれた。
そして、その時点から、自分は生まれ変わった。
もう1曲目が何だったかすら覚えてない。「all killer no filler」。このアルバムの曲であったことは確かだと思うが、自分は周囲にいる自分より5歳は若いであろう元気モリモリハツラツキッズ達と同化していた。
飛ぶ。
叫ぶ。
in too deepではサビに合わせて皆飛んだ。
MCやパフォーマンスも上々。彼らは演奏が上手い。
そしてシングルFAT LIP。Bメロ、サビはドゥーキーの頃のグリーンデイを彷彿とさせるようなポップパンクであるが、そこに行くまでのAメロがラップというミクスチャーな名曲。PVもバカパンク。自分はこの曲を楽しみにしていたが、いざ曲が始まると、もうもみくちゃさ加減がこの日最高潮に達し、ダイバー、モッシュピープルが増え、おとなしく聴いていられる状況ではなかった。否、その時は既に自分はデキ上がっていたのでおとなしく聴くなんて考えは毛頭無くなっていたが。モッシュに身を任せ、ダイブの手助けとかしてたらあっという間に曲が終了。しかし最高の時間だった。
そんなこんなで本編が終了する。そしてアンコールをせがむお決まりの「オイオイオイオイ…」と手拍子。途中掛け声が「SUM41!」とかになってた。
アンコールの最後の曲は「pain for pleasure」。確かドラムがボーカルだったはず…とか思っていたら超スペシャルゲスト、前座のオートパイロットオフの連中が出てきて一緒に演奏開始。なんか空手着とか着てたメンバーもいた。曲自体はアルバム
中なぜか1曲だけメタルで、そんなにいい曲とも思えなかったがもうそんなこたあ知らん。とりあえずノリまくって暴れまくって叫びまくって終了。
2月だというのに汗だく。Tシャツが絞れた。外へ出てもしばらくは半袖でいた。
今までのライブとは違った、終わった後に来る心地良い疲労感、開放感。彼らの音楽は世間の大多数のひねくれた大人には理解されないかもしれない。
「子供パンク」「バカパンク」「一時の爆発力」…etc。
だがそんなことはどうでもいい。自分さえ楽しければ。否、ほんの一時の、狭い空間ではあるが、痛みすら覚えるような日常、そして自分という存在の小ささを忘れ、自分と同じ価値観を共有している人間が大勢いるという事実を肌で感じ、その輪に加わることができたという喜び。まさに当夜のライブは「pain for pleasure(喜びのための痛み)」であった。
そして自分はまだひねくれた大人になりきれていない子供の部分を持ち合わせていた。
sum41。彼らは俺をネバーランドへ連れ戻しに来てくれたピーターパンだったのかも
しれない。
by S
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