LIVE REPORT / SUMMER SONIC 2003 2日目 @ 千葉マリンスタジアム


<TIME TABLE> 赤字は見たもの

アウトドアステージ インドアステージ ソニックステージ ファクトリーステージ
THE POLYPHONIC SPREE ROONEY ROCKET SUMMER アジアンカンフージェネレーション
HY RAPTURE ARMY OF FRESHMEN YKZ
LIVING END MANDO DIAO ALKALINE TRIO SOUL'dOUT
BLONDIE INTERPOL SUGARCULT ジェット機
GOOD CHARLOTTE MARS VOLTA AFI スペシャルゲスト
(で結局誰だったんだろう?)
STEREO PHONICS バクチク SUM 41     
STROKES DOORS            
RADIOHEAD                   


2日目。1日炎天下でライブを見ていただけあって、身体がだるい。
そして鼻の頭の赤さがちょっと気になる。木

しかし昨日以上の豪華メンツだからと気合を入れる。
さあ行こう風にのって。



<ROCKET SUMMER>
要注目レーベルMILITIA GROUPの新星、キラッキラで真っ直ぐなパワーポップを奏でるROCKET SUMMER。
レコ屋で猛プッシュされていたが、なんとAVEXから日本盤がリリースされるらしい。
ここらへんの若手パワーポップやメロディック・パンク、エモメロ系の青田買いはなんか釈然としないものがあるが・・・まあ良いものは良いってことでしょう。

ソニックステージの初っ端の割に、なかなかの入り。やはり割と注目されているのだろう。
待っているとブライアンがやってきたが、なんとなくテンション低いような気がした・・・ソニックステージの司会じゃあしょうがないか。

ROCKET SUMMERはサポートのドラマーと共に登場。
ぴょんぴょん飛び跳ねながら「ゲンキー?」「トキオー」と元気に登場。本当に若くて屈託がない。
ここでやれるのが嬉しくて仕方ないといった感じで、とことん明るい。

CD通りの若さ弾けるパワーポップだったが、ドラムを叩きながら歌ったり、日本語でさかんにコミュニケートしようとしたりと、見ているものを飽きさせずに一緒になって楽しもうという、好感の持てるステージだった。
1発目じゃもったいないくらい良かったよ。
若島津の下手投げくらい良かったよ。


<LIVING END>
マリンに移動して、久々来日のLIVING ENDを見る。
ボーカルは大怪我をしたようだし、ドラマーが変わったりと色々あったらしい。
その影響かどうかは分からないが、全体に以前のイケイケ感が薄れ、落ち着いたというか哀愁漂う雰囲気を醸し出していた。
勢いで突っ走るような若手ではなくなった今、ターニングポイントに差し掛かっているのかもしれない。

ここ1、2年の青春メロディック・パンクブームの影響かはどうか知らないが、以前に比べて盛り上がっていないように思った。
そのため、一体感があまり感じられず、ちょっと寂しい気がした。

ところでLIVING ENDってサマソニ最多出場じゃないだろうか。


<ALKALINE TRIO>
MANDO DIAOを見るか悩んだが、MANDO DIAOはまたすぐに来日するだろうと思い、ALKALINE TRIOを見ることに。
それにVAGRANT Tシャツ着て行ってたし。

というわけで気合を入れて前列で見ようと、途中でリヴィエンを抜け出し(Sによればそれが最後だったらしいが)、ソニックステージへ急ぐ。
ソニックステージ入口でRIVER CITY HIGHのTシャツを着ている人を見かけ、欲しいなあ、などと思いながらステージ内へ。
YKZというミクスチャーみたいなバンドがまだやっていた。とにかくやかましい。
どうでもいいけどこの手のバンドの、言葉に詰まったらヘイヨーで誤魔化すMCは嫌いだ。

ALKALINE TRIOがやるソニックステージへ足を踏み入れてびっくり。超ガラガラ。
いくら日本での知名度は低いとはいえ、ビルボードでも結構良い位置まで行ってたし、VAGRANTの中核バンドなんだからパンクキッズが結構集まってくると思っていたのだが・・・みんなマンドゥー見に行ったのだろうか。
そんなわけであっけなくマット側のやや左で2列目ゲット。
マジ間近で見られてラッキー。マンドゥーとかぶって実は良かったかも。と思っていると、YKZの終了後間もなくALK3が登場。
黒い服、顔に血糊と期待通りの出で立ち。

曲は多分ニューアルバム中心だった。
というのは、俺はニューアルバムを買いそびれていたわけで。持っている前作と前々作を中心にやらないかなあ、なんて勝手な期待でいたのだが・・・
でも曲を知らなくても十分楽しめた。最後はアルマゲドンで締めてくれたし。
マットの低音ボーカルとダンの独特な嗄れ声の掛け合いは最高だし、ずしりと響く重たいサウンドにはしびれたし、そして何より渋くてホラ−チックな佇まいがかっこいいしで、本当に見に来て良かったと思った。北天佑の上手投げ並みに感動した。

こういうちょっと渋いというか、一見地味な感じのバンドって、青春メロディック隆盛の日本だと盛り上がらないのが悔しい。
ノー・モーティブあたりと再来日してくれたら最高なんだけど、ありえないだろうな。



<GOOD CHARLOTTE>
ALK3で程よく汗をかき、良い気分で臨むはずだったが、変な道を通ってしまい、余計に歩いてしまった。
炎天下を歩き疲れて着いたらもうGCが始まらんとするところ。まあいいかと思い、スタンドにて観ることに。


とにかく最初から最後まで大盛り上がり。セカンドを中心にやっていたが、やはりあれだけのキャッチーさ、親しみやすさがあれば当然のことだろうと思う。

このバンドに対してはモールパンクとかアホパンクとかお子様パンクとか色々批判があるようだけれど、これだけメロディーとセンスが良くて、しかもファンをとことん大切にするバンドってそうはいないと思う。
その手の批判って、一連の現象だけを見て、どうしてこれだけの支持を集めるのかをきちんと考えずにバカにしているだけのようにしか思えない。


<STEREOPHONICS>
グラウンドへ降りようとしたら、恐ろしいほどの行列。
これはストロークスも見られないんじゃないか、と不安に思っていたが、何とかフォニックスの演奏中に降りることが出来た。

既に半分以上終わっていたが、1st「WORD GETS AROUND」の曲が聴けて良かった。
1stと2ndしか持っていないもんで・・・


<STROKES>
キャンセルした前回の時は午前中の早い時間だったのに、今回はトリ前。
瞬く間にビッグ・アーティストになったもんだ。

俺は正直「IS THIS IT」の良さっていうのは分からなかったのだが、注目されているし、せっかくだから下で見るかと思い、前列のブロックへ。
始まる頃にはぎゅうぎゅうになった。やはり凄い人気だ。

登場して一曲目(曲名覚えていないんです)が始まると大盛り上がり(とは言ってもパンク系のそれとはちょっと違う)。
CDだとなんかイマイチ迫力と熱が感じられなかったが、ライブだとかなり熱い。その迫力とかっこよさに驚いた。


その後も矢継ぎ早に曲を繰り出していく。
ボーカルのテンションの高さに反して、他のメンバーは黙々と音を出しているといった感じ。
しかしとにかくその1音1音が胸に響いてくるのだ。こんなにもライブがかっこいいバンドだとは思っていなかった。
30分強で終わる潔さも良い。

というわけで、CDの音だけでそのバンドを判断してはいけないな、ということを改めて思い知らせてくれた。
やっぱりライブだ。

ただ、近くにやたら大声で歌っている奴がいて、ちょっと鬱陶しかった。口栓して歌ってくれ。


<RADIOHEAD>
最高だったストロークスを観終わり、のんびりとスタンドにて。

俺はRADIO HEADがなぜこんなに絶賛されるのか良く分からない。
ビデオクリップで見た「NO SURPRISES」のメロディーの良さに惹かれて「OK COMPUTER」を買ったのが最初だったのだが、他の曲はどこまでも鬱屈としていて、聴いていていらいらしてしまった。
それ以来このバンドへ興味は全く湧かなかったし、世界一のバンドとか言われているのが全く理解できなかった。
というわけで、ライブで観たらその理由が少しは分かるかなあ、という気持ちでいた。

良い感じで日が暮れてきたところで登場。もの凄い歓声。
トムヨークはなんだかカクカク揺れている。
始まりから予想通り、お経みたいな延々と抑揚のないメロ+複雑に入り組んだサウンド。
普通だったら聴く気をなくしそうなのだが、観客の異様な盛り上がりと強烈な照明効果が相まって、なぜだか惹きこまれてしまった。
その後も同じような展開が続いて飽きはじめたところで「NO SURPRISES」。やられました。「RADIO HEAD最高」ってちょっとだけ思っちゃいました。

するとまた同じようなお経系にもどり、そのまま終了。アンコールへ。
「KALMA POLICE」などで盛り上げつつ、ラストはなんと「CREEP」。
あまりRADIO HEAD好きでない俺でも、この曲は素直に良い曲だと思う位の曲だから、もう会場は大変な騒ぎ。
その瞬間は言葉で言い表せないような空気感に包まれていたように思う。

興奮冷めやらぬまま、花火が打ちあがり、会場全体がなんとも言えない高揚感に包まれたまま、サマーソニック2003は幕を閉じたのだった。



結局RADIO HEADの凄さってなんなのかは分からなかったが、「Aメロ→Bメロ→サビ」みたいなフォーマット・黄金律を捨て、およそポップとは言えない音楽を奏でていながら、それをあくまでもエンターテインメント、つまりロックとして表現し、これだけの大観衆を惹きつけている事実への驚きを強めたことは確かだ。


というわけで2日目が終了。終わってみればあっという間の2日間だった。
今年はいつにもましてメンツが豪華だったんで、例年のような「ただ休む」時間がなかったくらい充実していた。

相変わらず音が悪い場面があったり、誘導などに不満が残る面もあったが、これだけのメンツを見せてくれたら文句はないっしょ。
いわゆる自称「フジロッカー」な人たちはとやかく言うんだろうけど、このロケーションでこのメンツ、俺はそれでOKです。



帰りの車中、Sからのクイズに悩む。
「1時間で燃え尽きる線香が2本ある。それを使って45分を測れ」
という問題だ。

「その2本を時計に貼り付ける」と答えてかなり馬鹿にされかかったが、最後には何とか正解に行き着いた。
そうさ、終わり良ければだ。


みなさん、答えわかりましたか?


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