2003-3-23
THE ATARIS / SO LONG ASTORIA

この2〜3年の間で、メロディック・パンクをめぐる状況は大きく様変わりしたように思う。
メロコア第一波の影響を受けて新世代のメロディック・パンクを確立したのがMxPxやBLINK182らであったが、さらにそれらの影響を受けたメロディック・パンク勢、つまりメロコア孫世代ともいえるバンドたちが急激に支持を集めてきているのである。
SUM41,NEW FOUND GLORY,MEST,SIMPLE PLAN...ここ日本でも、これらのバンドが来日すればブリッツクラスで完売してしまうほどの人気ぶりである。
さて、ATARISである。ATARISはちょうどMxPxらの世代とSUM41らの世代の中間の層のバンドであろう。それなりに支持されているとはいえ、空前のメロディック・パンクブームの中では、イマイチ中途半端な位置に甘んじてしまっていたようにも思える。
そんな彼らが、ついにメジャー・デビューすることとなった。インタビューによれば本人たちにはメジャーだからという意識は全くないようであるが、「オフスプリングの後輩・ゼブラヘッドの兄貴分!?」というあまりにも的外れな売り出し方を見て、少し不安な気持ちで聴きはじめてみた。無理にメジャー仕様にさせられてしまってないだろうか、と。
しかし。そんな心配は彼らには無用だった。
ATARISはATARIのまま、へんに変わってしまうということはなかった。もちろん音楽的な変化はあったが、その瑞々しさ、青さ、切なさは全く色あせていなかった。
さらに、自らの弱さを堂々とさらけ出す逞しさまで身に付けているように感じた。
”さよならアストリア 埋められた財宝の地図を見つけたんだ
たとえなんの収穫もなく帰ることになったとしてもなお
戦いの傷や海賊船や傷ついた心や苦労や
最高の友情についての
語るべき物語が僕たちにはあるのさ”
俺は断固ATARISを支持する。今までと変わることなく。
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