ニューディスク


 2003-6-26

THE MICETEETH/ 夜明けの小舟



いわゆる「ロックステディー」と称されるようなものにちょっと偏見を持っている。なんか茶系のピタッとした細身のパンツをはいて、チェックのシャツを着て、メガネと帽子は必須、みたいな人たちのオサレアイテム、といったイメージがあるからだ。

今もその感じはあまり変わっていないけれども、このマイスティースというバンドについては、まったくそうした感じを抱かない。ただ単に良い音楽として、胸にスッと染み込んでいく、そんな感じだ。マイスティースと同じような括りで紹介される他のバンドを聴いてもあまりピンとこないが、このマイスティースには惹かれる。

レゲエとかスカとかロックステディーとか、そういう括りを超えて、いわゆる「通」な人たちだけでなく、大衆的な人気を得られる可能性があるバンドじゃないかという気がしている。






 2003-6-19

FOUNTAINS OF WAYNE / WELCOME INTERSTATE MANAGERS



「3分間ポップの魔法」とまで形容された傑作アルバムから4年強。全ポップファン待望のファウンテンズ・オブ・ウェインのサードアルバムがついに発表された。

ファウンテンズの魅力はなんと言っても、魔法のように人をとりこにさせるそのメロディーにある。とことんポップでキャッチーなメロディー。それを奇をてらうことなく聴かせるポップなロック。それだけだけれども、それだけで多くの人の心を動かす力があるのだ。


で、このニューアルバム。前作が素晴らしすぎるほど素晴らしすぎた為か、比べてしまうとやや劣る、と私は思う。前作よりバラエティーに富んではいるが、メロディーの切れ味・威力は前作に及ばない。それに、曲が16曲というのは多すぎる。

しかしやはり秀作であることには変わらない。ファウンテンズにしか生み出せないメロディーは健在だし、深みは増している。
コンスタントに活動を続け、これからもステキな作品を届けてもらいたいものだ。






 2003-6-19

MANDO DIAO / BRING 'EM IN



音楽輸出大国スウェーデンから現れたビッグマウス・ロックンロールバンド、マンドゥ・ディアオのファーストアルバム。

そのサウンドから、「2000年版モッズ」などと紹介されることが多いが、俺はそんなことはどうでもいい。

5曲目"THE BAND"の圧倒的な吸引力と破壊力。
WHOやSMALL FACESを聴いても感じることが出来なかった桁外れな高揚感を、MANDO DIAOは感じさせてくれた。

それだけでいいじゃないか。モッズとか、ロックンロール・リヴァイバルとか、そんなものはどうでもいいんだ。
要は何を感じさせてくれるかじゃないのか?






 2003-6-10

AGAINST ME! / CRIME



AGAINST ME! / IS REINVENTING AXL ROSE


自分にとって「特別な」音楽は、なぜ特別なのかを結局のところは説明できないものだと思う。幾多もの音楽の中で、似た雰囲気のものがある中で―なぜそれが特別なのか。
やはり何かよく分からないが心の奥底で通じ合うもの、それが究極的な理由になってしまうのではないだろうか。

私にとってこのAGAINST ME!もそういう存在になりそうだ。
言葉で説明しようとすれば、スカスカ・フォーク・パンク+よれよれシャウト+泣きメロといった感じになるだろが、そういう言葉を超えた「何か」を感じさせるのだ。そのが、声が、メロディーが、どうしようもなく胸に突き刺さり、無性に心を揺さぶる。

なんでだよなんて。そんなのわからないんだよ。
俺が知りてえ。






    
top

    back