ニューディスク



V.A. / TAKE ACTION vol.3



ドラッグや自殺問題などで活動している"NATIONAL HOPELINE NETWORK"という団体と、SUB CITYレーベルによるコンピレーション。

そうした目的意識は置いといても、全45曲で1000円弱とお買い得だし、エモ・スクリーモ・パンク・ニュースクールの話題の新星がたくさん入っているということでなかなか素晴らしいコンピではないでしょうか。

とは言っても、最近やたらと流行しているスクリーモや美メロエモバンドの多くは似たり寄ったりだなあ、と改めて感じてしまった。どれも結構良いんだけれども・・・

そんな中で特に良いと思ったのは、泣きメロと男くさい演奏・ダミ声の融合がカッコイイ"RISE AGAINST"、突き抜けたサウンドと絶妙なメロディーが素晴らしい"STATISTICS"。

他にもYELLOW CARD,THRICE,FALL OUT BOY,
POISON THE WELL,THURSDAY,SHAI HULUD ...といった勢いのあるバンドが多数収録。

ちなみにATARISもニューアルバムの日本盤に入っていたあの曲で参加しています。






MxPx / BEFORE EVERYTHING & AFTER



本当に待ちに待った3年ぶりの6thアルバム。
なんといってもMxPxは俺の中ではスピッツ・FRANK & WALTERSと並ぶ3大「心の底から愛してますバンド」の一つだから。

先行試聴した「EVERYTHING SUCKS」がイマイチに感じたり、US AMAZONで「ワーストアルバム」「セルアウトしたクズ」と書かれていたりと不安もあったが、アルバムを聴いてみるまでは分からない、とひたすら待っていた。

そして聴いてみて思ったことは、やはりMxPxは最高だ、ということだ。確かにかつてのようなスピード・疾走感は影をひそめたし、パンクバンドらしい荒々しさ・尖った面というものももはや感じられない。
前作「EVER PASSING MOMENT」を推し進めたかのような角の取れた丸みを帯びたサウンド、ストリングスや効果がふんだんに施されたプロダクションは、「セルアウト」と受け取られかねない。

けれど、MxPxの最大の魅力であるメロディー、アルバムの1曲たりとも「パンクバンドだから」という理由でやかましいだけで終わらすことのない、ポップでキャッチーで、それでいてちょっと切ないメロディーへの執着心は、全く衰えていないと思う。いや、さらに強くなっているかも。
「パンク」というフォーマット的な縛りよりも、3分間に楽しさ〜悲しさまでを詰め込んだ「ポップ・ソング」への拘りが1番だったのではないだろうか。

と俺は勝手に思う。
なんと言われようが、俺はMxPxが好き。


というわけで、全曲感想を。
1."BEFORE"
曲の断片を集めたような、アルバムのイントロ。
なんか最近よくあるCMみたいで嫌だ。

2."PLAY IT LOUD"
単調な感じのメロディック・パンク。
と思わせておいて、転調で切ないメロディーを聴かせる部分は最高。さすがMxPx。

3."WELL ADJUSTED"
"CHICK MAGNET"を思い起こさせる、明るく弾むようなポップ・ソング。見事な3分間ポップス。
ちなみにペプシのCMソングになっているらしい。

4."IT'S ALRIGHT"
前向きな歌詞とベンジーのボーカルがナイスな曲。
サビまでの流れるようなメロディーが◎。

5."BROKENHEARTED"
MxPxお得意の快速メロディック・パンク。
2分少々という短時間に切なさと甘酸っぱさがこれでもかと詰め込んだ、涙腺直撃な一曲。
アタリスのクリスとの掛け合いも泣かせる。

6."FIRST DAY OF THE REST OF YOUR LIFE"
なんとなくBLINK 182っぽい感じがする1曲。
スケールの大きなメロディーが、新たなMxPxの1面を表しているような。

7."EVERYTHING SUCKS"
ファーストシングルらしい。
サビまでのメロディーは"LONESOME TOWN"っぽくていい感じなのに、サビがイマイチ盛り上がらない。
MxPxにしては・・・な曲。なんでこれがシングルなんだろう?

8."QUIT YOUR LIFE"
バラード。
と言っても"GSF"よりもっと歌謡チックというか、CALLINGあたりがやってもおかしくないような雰囲気。ピアノやストリングスの装飾も今までの彼らの感じとはかなり毛色が違う。
しかしやり過ぎないところがMxPxらしい。
3分半で終わるところも。

9."MORE EVERYTHING"
"EVER PASSING MOMENT"の延長線上にあるような、コンパクトで聴きやすいメロディック。

10."KINGS OF HOLLYWOOD"
なんだか変てこなイントロからはじめるゆったりとしたリズムの曲。GOOD CHARLOTTEっぽい大サビはかなり良い。
ただ、そこまではイマイチかなあ・・・

11."THE CAPITOL"
"BROKEN BONES"を髣髴とさせるスピーディーでグッと来るメロディック・ソング。ユーリの「ッタッタ」ドラムが冴えに冴える。

12."ON THE OUTS"
マイクの弾き語りっぽいスタートからして泣きそうになるミドルテンポの切ない曲。メロディーラインにあわせて歌うように鳴るトムのギターが最高。

13."DON'T WALK AWAY"
イントロのキラキラと輝くようなギター音と、グイグイと前に突き進んでいくようなベース・ドラム音がかっこいい。
「DOVESっぽい」と言ったら誉めすぎだろうか。
4分とMxPxにしては長めだが、それを全く感じさせない。

14."YOU MAKE ME, ME"
「私的MxPxベストソング5選」に入りそうなくらい良い曲。
メロディーの素晴らしさと絶妙な疾走感は言うまでもないが、歌詞がマジで最高。
このアルバムを貶すなら、この曲をちゃんと聴いてからにしてもらいたい。聴いて、それでも貶すのならもう何も言いませんから。

15."YOU'RE NOT ALONE"
「今までとは違うんだ、君は1人じゃない」と大切な人への熱い想いをポップなメロディーにのせて歌う、MxPxらしい曲。

確かにMxPxには派手さやセンセーショナルな部分はないかもしれないけれど、メロディーの力と誠実な歌詞と実直な演奏、そしてMxPxにしかない「何か」、それらを持った素晴らしいバンドだと俺は信じている。

16."AFTER"
アルバムのアウトロ。
"BEFORE"とほぼ同じ。正直いらない気が・・・


と、1曲平均3分前後の短時間でもって心に染み入るメロディック・パンクをバシバシ投げ込んでくるMxPxの世界は今までと同じく素晴らしいと、再認識いたしました。
MxPx最高!
俺はいつまでもついて行くぜ!!!






    
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